2019/05/06 11:59



ビートルズがデビューした1962年の元旦、大手レコード会社のデッカレコードのオーディションを受けた際の有名なテープ音源が、ロシアのレーベルDOLレコードより2018年に待望のカセットテープにて発売!


今回はパブリック・ドメイン(著作権保護期間終了)音源とはいえ、ビートルズのカセットテープ化は確認出来るもので2003年に発売された公式アルバム「LET IT BE...Naked」以来となる。1962年の半世紀後の2012年以降はその保護期間が終了した音源を使用したCDやレコードなどが各国で多くリリースされる中、2019年5月現在、カセットでリリースされたのは今作だけとなっている。



↑「The Decca Tapes」のジャケット


↑「The Decca Tapes」の裏ジャケット

2018年に「ホワイト・アルバム50周年記念」アルバムがリリースされた際、毎年10月に世界中で行われるカセットテープの祭典「Cassette Store Day」にて、そのホワイトアルバムのカセットテープ化が期待されていたが実現には至りませんでした。


また2018年に公開されたクイーンの世界的に大ヒットとなった映画「ボヘミアン・ラプソディ」のサウンドトラックが輸入品ではありますがカセットテープ化されたのはファンにとって大きな喜びとなりました。しかし少数生産だったためか現在ではお取扱いしている店舗が少なくなってきています。


そんなところにリリースされた今作(The Decca Tapes)ではありましたが、こちらも数量限定生産だったためかすぐに入手困難となってしまい、現在日本では購入できる店舗が限られてしまっています。


現在アメリカやヨーロッパを中心にカセットテープで音楽を聴くことが増え、静かなブームとなっているカセットテープ化の波に乗って、今後ビートルズだけに限らずに、様々なアーティストの音源が公式やパブリック・ドメイン音源でもカセットテープ化をして頂きたいものです!