2019/07/26 03:09
大滝詠一さんは1970年にはっぴいえんどとしてプロデビュー。解散後はコマーシャルソング製作を中心に活動した後、自身のレーベル「ナイアガラ・レコード」を設立し独自のサウンドを追求。1981年にレコード会社をSONYに移し、日本ポップス史に残る名盤「A LONG VACATION」を発表。その後はプロデューサーや作曲家、2013年に他界するまでに音楽界だけでは留まらず、落語研究や野球解説者など幅広い面で活躍。
大滝詠一さんはソロ名義アルバムを計7枚発表。そのレコード発売時に全てのアルバムではないもののカセットテープも合わせて発売されていました。
1981年SONYに移籍後、日本コロムビア時代のアルバムを、レコードとカセットテープにて再発。
ここではその旧譜の一挙再発されたカセットテープを大滝詠一名義のオリジナルアルバムを中心に綴ります。
・1981年4月1日発売のオリジナルアルバム編
1981年3月21日「A LONG VACATION」を発売してから約2週間後の4月1日、それまでナイアガラ・レコードで発売してきたアルバムの旧譜を全てではないものの一挙に再発。ここに掲載しているものは当店で個人的に所有しているものです。
「NIAGARA MOON」
ナイアガラ・レコード設立後初のソロアルバム。大滝さん自身ファーストアルバムの「大瀧詠一」、「A LONG VACATION」と並んで思い入れの深いアルバム。このカセットは現存数が比較的多いです。
品番：27KH-961
「NIAGARA TRIAEGLE Vol.1」
山下達郎さんと伊藤銀次さんの三人で組んだこのアルバムのためだけのトリオ。現存数が多い方ではないが他のアルバムカセットよりはお手頃価格で入手できることが多いです。
品番：27KH-962
「Go!Go!NIAGARA」
大滝詠一名義としては3枚目にあたるソロアルバム。当時大滝さんがDJを担当していた同名ラジオ番組が放送されていたこともあり、リスナーにとっては特別感のあるアルバムでもある。現存数は多くはないです。
品番：27KH-963
「NIAGARA CM SPECIAL 2nd Issue」
テレビやラジオ用に作曲したコマーシャルソングを集めた当時は珍しいアルバム。現存数は少なくあまり中古市場に出回りません。
品番：23KH-964
「NIAGARA CALENDER 」
「各月ごとの曲を集めてアルバムにする」という大滝さんが長年温めていたアイディアが形になったアルバム。大滝さん自身このアルバムへの愛着はかなりあるという。また、アレンジなどを担当した山下達郎さんも「大滝さんのアルバムで一番お気に入り」と名を挙げる本作。現存数は多くはないです。
品番：27KH-965
「NIAGARA FALL STARS」
1981年4月1日の旧譜一挙再発カタログに入らなかったアルバムからの楽曲を中心にデモ音源なども収録。現存数は多くはないものの近年中古市場で目にすることは多い。
品番：27KH-966
・あとがき
大滝さんはSONYにて過去のアルバム再発をするアルバムのセレクトする際、「あまりマニアックではないもの」をと、ロンバケからファンになった方でもなるべく受け入れられるようなアルバムを選んでいたといわれています。そんな大滝さんがファンの方のことを考えてセレクトしたSONYでの再発カセットですが、他にもリアルタイムに発売されたオリジナルアルバムのカセットテープや、ロンバケ前の日本コロムビア時代のカセットテープなどカセットテープがまだまだございますのでそれはまた次の機会にジックリと綴りたいと思います。
当店では大滝詠一さんのカセットテープの買い取りを行なっております。ケースのみやカセットテープ本体のみなどの買取も行っております。ご連絡をお待ちしております。
7つの顔を持つ大滝詠一ファン
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